ベリンガーUM2使用時のノイズに関する検証結果報告
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- ベリンガーUM2使用時のノイズに関する検証結果報告 (SunDataCenter, 2020/3/12 9:47)
ベリンガーUM2使用時のノイズに関する検証結果報告
msg# 1オーディオインターフェース「ベリンガーUM2」をRecdiaで使用した場合、IN指定の修正録音を行うと必ず「サッ」とノイズが入るとのご連絡をいただきました。 社内にて検証を実施し、ノイズの発生状況と現象、回避策が確認されたため、参考情報としてフォーラムに掲載いたします。
- オーディオインターフェース
- メーカー名:ベリンガー(Behringer)
- 機種名:UM2 U-PHORIA
- 発生状況
IN/OUT指定の修正録音で無音を挿入する。修正録音開始直後(約0.3秒後)に「サッ」とノイズが入る。
上記の例は、IN=1、OUT=1を指定して修正録音を3回繰り返したが、3回ともノイズが入る。
Recdiaのマイク音量を18→10に下げて録音設定をやり直しても、波形上には見えないわずかなノイズが確認された(-45dB程度)。
またダイナミックマイク(SHURE SM58)を使用した場合は、-50dB程度のノイズが確認された。
- 回避策について
サウンドの「再生」の設定を変更し、出力先を変更する。
- <設定方法>
- ①ヘッドフォンのジャックをパソコン側のスピーカー用オーディオ端子に接続する。機器の種類を問われるメッセージが表示される場合はヘッドフォンを指定する。
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②Windows10の「設定」>「サウンド」>「サウンドコントロールパネル」>「再生」タブで、UM2側のスピーカー(USB Audio CODEC)を「無効」に設定し、パソコン内蔵デバイスのスピーカー/ヘッドホン(Realtek Audio)を「有効」に変更する。
再度、修正録音を行う。 下記の例は、IN=5、OUT=5を指定して修正録音を3回繰り返したが、ノイズは無かった。
- 社内検証環境
- パソコン:DELL Latitude 7290
- OS:Windows 10 Pro 64Bit、詳細バージョン:1809
- マイク:EMC-330(バックエレクトレット・コンデンサーマイク、ミニプラグを標準プラグに変換してUM2のMIC/LINE1に接続)
- ヘッドフォン:標準(ミニプラグを標準プラグに変換してUM2の出力端子(ヘッドフォンマーク)に接続)
- UM2ドライバ:OS標準ドライバ(USB Audio CODEC、バージョン:10.0.17763.1)
- サウンドの設定
○出力デバイス:スピーカー(USB Audio CODEC)、レベル:100%
○入力デバイス:マイク(USB Audio CODEC)、レベル:91% - UM2の設定
○マイクボリュームツマミ位置:4時半
○出力ボリュームツマミ位置:12時
○DIRECT MONITOR ボタン:オン
○+48Vファンタム電源SW:オフ - Recdiaの録音設定
○録音場所:一般オフィス、フィルター設定:初期値
○Recdia側マイク音量:18(0~20)
○騒音測定:-54dB、平均音圧:-10.6dB
※パソコンのスペック、OSバージョン、録音環境によりノイズ発生状況や回避策が変わる可能性がございます。ご了承ください。
※ノイズの原因はわかっておりません。
以上